代表ブログの英検シリーズ第３回。
今回は、「英検は『使える英語』の入口。いま英語学習に欠かせない理由とは」について
私の考えを書いてみたいと思います。
英検シリーズまだの方は下記リンクよりぜひお読みください！
英検シリーズ第1回：英検2次試験で合格をつかむ！よくある落とし穴と成功のコツ
英検シリーズ第２回：面接官はここを見ている！英検スピーキングテストの3つの評価ポイント
「英検はテスト対策のための勉強でしょ」「資格試験のため、机上の英語は役に立たない」
そんなイメージを持たれている方は少なくありません。
しかし実は、英検は“本当に使える英語”を身につけるためのチェックポイントであり、マイルストーンなのです。
ただの資格試験ではなく、英語で考え・英語で伝える力を育てる教育ツールとして、近年その価値が大きく注目されています。
では、なぜ今の時代に英検が必要なのか。
その理由を３つにまとめてお伝えしたいと思います。
① ４技能型の試験だからこそ、実践力が育つ
英検は昔のような“筆記中心のテスト”ではありません。
現在の英検は、
読む・聞く・話す・書く の４技能をすべて評価する試験です。（英検３級以上）
この４技能は、
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学校の成績
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将来の進学
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海外留学
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将来の仕事
どれにおいても必要不可欠な力です。
そのため、英検に向けて学習することで
「テストのための英語」ではなく「使って通じる英語」へと確実に近づきます。
また近年はライティングが一題→二題に増え、より実用的で実践的な力を問う内容になっていると感じます。英検の対策を通じて、インタラクティブなメールでのコミュニケーション、またロジカルに自分の考えを述べる力、スピーキングでは情景を的確に説明するスキルや、短時間で質問に的確に答える瞬発力まで育てることができます。
② 自分の英語力の“見える化”ができる
英語学習で最も難しいのは、
「自分のどこができて、どこが課題か」がわかりにくいことです。
以前は合格不合格の判定でしたが、合格不合格の判定以外に、スコアも加わり、さらには「合格バンド」という「ものさし」で合格点からどれくらい上か、もしくはあとどれくらいで合格できていたのかを視覚化してくれる指標もスコアシートに記載されるようになりました。
たとえ不合格であったとしても、
「次はライティングを伸ばせば合格できる！」
「語彙力アップが課題だな」「リスニングはだいぶできていたんだ」などと、
次のステップが明確になるのです。
これは、ただ教科書を進めるだけの勉強では得られないメリットです。
③ 合格が自信につながり、英語学習のモチベーションを支える
子どもたちを長く指導してきて感じることがあります。
それは、
“成功体験ほど、子どもを前に進ませるものはない” ということ。
英検は、
ゴールが明確で、達成が形になる試験です。
合格証を手にした瞬間の子どもの表情は、
「次も頑張りたい！」という強い意欲に変わります。
これは、実は英語力以上に大切なこと。
モチベーションの継続こそ、英語上達の最大のカギです。
まとめ：英検はスモールゴールであり、チェックポイントである
英検は、合格・不合格だけを見る試験ではありません。
🔹 自分の英語力を確認する
🔹 ４技能をバランスよく育てる
🔹 成長を体感しながら前に進める
英検は、
子どもたちが“使える英語力”を手に入れる確かな入口です。
ただ、合わせて保護者様も理解していただきたいのは、
アカデミックに大学で英語で学びたい、将来は海外へ進学を検討している、留学も年単位でチャレンジしたい、将来は国内外で英語を使った仕事をしてみたい、可能性の幅を広げ、選択肢を広げたい･･･
そうお考えの方は、
「英検準１級合格のそのあとからが本当に社会に出たときに有効となる英語力」
になるということです。
マレーシアに行き、娘や教え子がインターナショナルスクールに通い、学校ですべての教科を英語で学ぶ環境に置かれていたころ、内容を見させていただきましたが、中学３年生の生徒さんのテキストは英検準１級ないしはそれ以上のレベル感を感じました。
英検準１級と聞くと、「ハイレベル」「英検は２級くらい持ててたら十分なのでは？」
そんな声を私も昔は聞いたことがありますが、海外と照らし合わせたときに、その隔たりが結構あるなと感じました。日本の英語力はアジアの中だけで比較してもかなり低く、日本人が思うハイレベル感は
海外標準ではまだ不十分なレベルであることが、マレーシアにいって分かったことは本当に良い経験だったと思っています。
国内にいても、外国籍の方と関わることも非常に増えてきた今、英語力は日本人がグローバル、グローカルに生きていく上では必須の武器です。せっかくなら早くからしっかり磨いておきたいですね。
最近では、海外を目指す生徒さんも増えてきており、私立の学校では、TOEFLやIELTSといった
海外標準の試験の受験を推奨したり、内部進学の条件としてある一定以上のスコアを求める学校も増えてきています。
国内では非常にポイントの高い英語資格として認知されている英検ですが、あくまでも「通過点」であります。
では、その先はどのようなステップを踏むのがいいのでしょうか？次回は「英検のその先」について
書いてみたいと思います。
