英語を「話す力」を育てたい・・・
でも、ただテキストのセリフを覚えるだけでは、伝える力はなかなか伸びません。
そんなときにぴったりなのが、英語落語です。
落語という日本の伝統話芸を英語で演じることで、
語学・文化・表現力のすべてを一度に学ぶことができます。
① 英語落語とは?
落語は、一人の話し手が複数の登場人物を演じ分けながら、
日常の中のユーモアや人情を描く「話しの芸」。
それを英語で表現したものが「英語落語」です。
話し手は英語を使いながら、
声のトーン・間(ま)・ジェスチャーで登場人物を演じ分けます。
つまり、英語を“使って表現する”究極のアクティビティなのです。

② なぜ教育にぴったりなのか?
1️⃣ 英語の「使える表現力」が身につく
英語落語では、単なる暗唱ではなく、観客と対話しながら話すことが求められます。
そのため、「伝わる話し方」が自然と身につきます。


例:
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聞き手の反応を見ながら間を取る
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感情を込めて言葉に強弱をつける
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アイコンタクトで共感を生む
これらはまさに、スピーチや英検二次試験にも直結するスキルです。
2️⃣ 英語+日本文化を同時に学べる
内容は「寿司」「人力車」「まんじゅう」など、日本文化を題材にした話が多く、
英語で日本を説明する力も育ちます。
日本が好き、日本のことを知りたいと思っている外国籍の方と、英語落語を通じてより距離が縮まるのではないかなと思います。くすっと笑える英語落語が人同士のかけはしとなるに違いありません。
実際に、草津市国際交流協会様主催の「外国人による日本語スピーチコンテスト」の席で、英語落語と英語落語のワークショップをさせていただき、大盛り上がりでした。外国籍の方が英語落語を子どもたちと一緒に楽しまれている姿はみんなが笑顔で声を出して笑えた瞬間でした。

3️⃣ 子どもが自信をもつ「成功体験」になる
舞台で英語落語を披露する経験は、
「英語で笑いをとれた!」「拍手をもらえた!」という強烈な成功体験になります。
これは、英語そのものへのモチベーションを大きく高めるきっかけになります。

初めての高座、きっと緊張していつもの自分を出し切れないのではないかと心配していましたが、指導者の心配もよそに、初高座の子どもたちも堂々と高座を楽しんでいました。「笑ってもらえた!」「楽しかった!」「また出たい!」そんな感想が聞けてとても嬉しかったです。
③ 教育現場での取り入れ方
教育現場でも、英語を「学ぶ」から「使う」を並行して取り組むといいのではないかなと思います。
例えば・・・
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小中学生:短い英語落語の小噺(1分程度)をグループで練習して見せ合う。
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高校生・大学生・社会人:小噺よりも少し長めのもの(3分~5分程度のもの)から始め、最終的には長編(20分程度)や落語の前のまくら(冒頭の観客とのインタラクティブな会話)の組み立て方も考えると個性がさらに出ると思います。
英語落語は、どの年齢にも応用できる“生きた英語学習法”です。
英語落語は、ただのパフォーマンスではありません。
それは、「英語で自分を表現する」ことの楽しさを教えてくれる学びです。
英語の発音・表現・文化理解・人前で話す度胸・・・
そのすべてがこの一つの舞台に詰まっています。
「英語を勉強する」から「英語で伝える」へ。
英語落語は、その第一歩になります。
English Adventure Academyの英語落語クラスには現在月曜クラス4名、金曜クラス4名在籍しております。滋賀県近隣にお住まいの生徒さんを対象に、笑笑亭英語落語クラブ副代表で日本語落語もされている賀茂んさんから所作のレッスンも受けていただけます。
基本はオンラインで発音や表現力を主に指導いたします。英語発音指導士®資格保有の大西が「伝わる発音、伝わる話し方」を子どもたちにレクチャーしております。英語落語クラスの子どもたちはスピーチコンテストでの入賞実績も多く、やはり表現を学ぶということがスピーチやプレゼンにも繋がっているなと感じております。
ご興味ある方はぜひお問い合わせフォームよりご連絡くださいませ。
