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ご興味をお持ちくださりありがとうございます。

さて、去る11月20日滋賀県東近江市にあります、滋賀学園中学・高等学校にて英語暗唱大会、Newton Cupレシテーションコンテストが開催され、当教室から初心者部門3名、経験者部門2名の合計5名がエントリーし、経験者部門に出場した藤井咲菜(中3)さんが見事2位を頂くことができました。

EAAの先輩方が目標にし、出場し、そして入賞を果たしてきたヴォーリズ学園主催のスピーチコンテストが残念ながらなくなってしまい、目標がなくなってしまった中学生たち。以前に一度だけ中学生3名が過去にエントリーした経験のあった本レシテーションコンテストに出場しようと目標設定を変更、特に初心者部門に出場した中学1年生の3名は、同じクラス。仲間と共にスピーキングやスピーチの際に大切なことなどを一緒に考え練習してまいりました。

 

初めてのスピーチに緊張気味の中学1年生(向かって右側3名)とスピーチコンテスト出場経験のある2名(左側)EAAの仲間で出場するということで、経験者の二人は特に出場前の時間も楽しんでいるような・・・そんな雰囲気でした。笑

 

数年前に出場した際はエントリーもあまり多くなかったため、きっと例年通りなのだろうと思いきや・・・今年はなんと初心者部門が25名!経験者部門も12名のエントリー。

(緊張感が広がるコンテスト会場)

 

37名(1名ご欠席)の審査をするというのはどれだけ大変か・・・考えただけで指導者的には気が遠くなるような思いになりました。神経をすり減らしながら一人一人に「全集中」で向き合ってくださった2名の審査員の先生方にまず心からお礼を申し上げたいです。

 

かなりの狭き門の中、さらに出場者全体のレベルの高さにも驚きました。みなさん発音が綺麗!英語らしい発音のできているお子さんはリズムや抑揚もしっかりしていて素晴らしかったです。

 

発音技能検定EP-Pro®特級ホルダーとして少し気になった発音ということでお伝えするならば、

  • nextのxt
  • fromのr
  • Englishのl
  • Thank you for listening のl

このあたりが全体的に気になりました。日本人にとって難しく感じられるlとrの発音。lなのにrで発音してしまったり、rなのにlになってしまう・・・💦ここは常日頃フォニックスのトレーニングをしていてもつい、ということもよくあります。日々発音に意識しておくこと、そして自分の発した音に敏感になっておくことは、「伝わりやすい発音」を目指す上では大切なことですね。

nextも後ろのxtが無声音+無声音(どちらも声帯を使わずかすれた音を出します)なので、その後ろに来る単語につられてtが聞こえなかったり、xもクスとははっきり聞こえなかったりします。

日本人の英語発音のクセを熟知し、発音指導ができるのは、日本人の先生のメリットです。スピーチコンテスト出場を目指される方は、ぜひEP-Pro®特級ホルダー、1級取得済みの先生に話し方も含めた発音指導を受けられると自分の課題がより明確に見えてくるかもしれませんね。

 

ビギナー部門出場のAkito, Risa, Rina本当にお疲れ様!!

学校の試験などもあり忙しい中でしたが、切磋琢磨しながら本当によく頑張りました!

AkitoやRisaはEAAの中でプレゼン発表会に出場したりと教室内での経験があるお子さん。

Akitoは小学校でスピーチにチャレンジしようと頑張っていた矢先の関西の地震で会場が使用できなくなり、チャレンジできず、野球も忙しくなり小学校でのスピーチコンテストの出場機会が得られずだったので、今回出場できたということでその想いもひとしおだったと思います。おちついた堂々としたスピーチ、彼のベストが見られました!

Risaはピアノのコンクールの出場経験もあるため、ステージでどのように表現するといいかという部分でその経験も生かした、彼女らしいにこやかなフレンドリーなスピーチでした💖練習の段階で心を込めて話す様子に私の涙腺が緩んだことは良い思いでです✨

Rinaは教室に入ってまだ半年ほど。その中でも仲間と出てみよう!チャレンジしてみよう!という行動力と努力、そして実際に舞台に上がりベストを尽くす様子。本当に感動しました✨ほかの子たちと比較して悔しい気持ちももったようですが、それがあるからこそ「うまくなってやる!」というモチベーションに繋がるのです。

安定の経験者二人。ヴォーリズ杯暗唱部門で3位入賞経験のあるRio。人前で話すことがあまり好きではない彼女ですが、英語を話すと違う人のように堂々と朗らかさも出せてしまいます。発音はネイティブ並み!自分に厳しいところもあるので、できたことを認め、余裕を持って人と向き合い、伝えるためにも経験値をまた一つさらに上げてほしいなと願っています。

 

小学校の頃にはスピーチに出たり、また海外留学したいという気持ちもゼロだった彼女の心境の変化にはいつもお母さまも驚かれています。(*^-^*)

 

今回2位を受賞させていただいたSanaですが、高円宮杯に2年連続で出場。県大会までどちらも進めたという力のあるお子さんです。

 

彼女のスピーチ人生は3年生から。自分の思うような結果がでなくても、仲間を称え、そしてまた次の目標に向かって努力することができる人に成長し、小学校6年生ではやっと、全国ジュニア英語スピーチコンテストで高学年の部で2位入賞✨あきらめずにチャレンジし続けたらいいことが待っているということを身をもって学ばせてくれた素晴らしい生徒です。

コロナ禍でそのチャンスは減りましたが、受験学年となってもスピーチコンテストにチャレンジし、自分の発音、話し方、表現力を磨き続けた彼女の努力は立派です。高円宮杯の県大会では、本来の自分が出せなかったということで悔しくて涙を流した彼女。このスピーチコンテストがあることを知り、中学生として最後のチャンスを自分から取りにいき、受験勉強や成績のプレッシャーがある中で見事2位を頂くことができました。

 

もう私からあまり言うことはなく、逆にステージ上から見下ろす彼女の成長に目を細めるだけです。これからは後輩の良き指導者になってもらえるよう、引き続き大切にサポートしていけたらと思っております。

 

非常に厳しい中ではありましたが、それぞれの部門で賞を取ったお子さんには共通して言えることがあります。

それは審査後の好評で審査員の先生がおっしゃっていたこと

「バランス」

です。

暗唱も完璧、発音もきれい・・・でもそれだけでは人の心には何も伝わりません。

内容やその言葉の意味をしっかり理解し、そこに心や熱量を吹き込んでこそ初めて相手の心に届く話し方ができているといえます。

身体全体を使って言葉を自分のものにし、話しているお子さん、楽しそうににこやかに話す中学生を見て、とても素敵だなと感じました。

 

テクニックだけでもだめ、「どう伝えるか」そのHOW?の部分は一朝一夕でなんとかなるものではなく、日頃から英語を読み、聞き、考え、話すという練習があってこそ磨かれるものだと改めて感じました。

 

スピーチコンテストに出場すると、周りのお子さんたちの話し方やオリジナリティに触れ、「自分はどう表現したいか、人の記憶に残るためにはどのように伝えるといいのか」

ということを考え始めるようになります。

「経験は宝」

やはり今回子どもたちが得られた気づき、学び、気持ちは、一歩踏み出さないと得られなかった経験値。非常に貴重な経験をさせていただき、主催してくださった滋賀学園中学・高等学校の先生方には感謝しかありません。

 

スピーチコンテストは自己表現の場。人とは違う自分だけの個性をキラキラ輝かせた人が評価される、素晴らしい場です。人と違うだけでいじめられたり、出る杭は打たれる空気感のある日本の中にも、こうやって自分の個性を発揮できる場があります。悩ましい中学時代を歩む子どもたちですが、こういう場に思い切って出場し、Only ONE の自分と向き合う経験をぜひたくさんの中学生に体験していただきたいです。

 

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