こんにちは。
8月も早いものであと2日。新学期がもうすぐそこですが、みなさん元気でお過ごしでしょうか。
金曜日には緊急事態宣言が滋賀県にも発出され、どんどん増える若い世代の感染者、ワクチン接種のニュースもふくめて以前にも増して心配な昨今ですが、今生きられることに感謝し、「どうやったらその山をこえられるのか」ということを常に考え、必要な力を結集させて乗り越えたいと考えています。
そんな悩ましい世の中に存在する多くの諸問題を2030年までに解決しようと、全世界の人々に向けて発信し掲げられているのがこのSDGs(持続可能な開発目標)です。大きな柱は17個あります。
数年前は立命館守山中高や県立守山中高が先駆けて授業に積極的に取り入れられているくらいでしたが、認知度も高まり、現在では文科省の中学校の学習指導要領にこのSDGsを授業で取り組み、子どもたちが現在ある問題を考え、解決策を見出すきっかけづくりをサポートするよう謳われています。
また、世界の投資家といわれる方々は、SDGsを見据え取り組んでいる企業でないと投資はしないという流れもあるようです。日本ももれなくSDGsを理解し、どのように取り組んでいけばいいのかということを日本社会全体、世界の中の日本の責任としてしっかり考え、アイデアの出せる人材を必要としています。
そんな世界全体の流れを読み、EAAではこの夏、子どもたちに「SDGsって何?」というところから楽しく学び、大きな問題を身近にとらえるところからスタートさせてほしいという願いから、このプログラムを企画いたしました。
世界の諸問題と聞くと、とても難しそうに聞こえるかもしれませんが、実際に参加した子どもたちは、とても楽しくゲーム感覚で学ぶ場面もあり、非常に良い機会だったと思います。また、「ペットボトルはできるだけ買わないで、家からお茶を持っていくようにしよう」と心がけたりする行動の変化も起こりました。一人ひとりの行動の変化が大きなムーブメントとなります。
今回このプログラムにお力添えをいただいたのは、立命館守山高校卒のさき先生とゆうり先生。小学生にいろんな世界の問題を考えるきっかけを与え、解決に向けての糸口を探る、そんな体験をとSDGsを小学生から学べる場所を提供されておられます。現在は立命館大学生の二人ですが、+ing school (イングスクール)を主宰。学びや気づきを発信し続けられる子どもたちの育成に邁進されておられます。
EAAの理念とも重なる思いを持たれている彼女たちにはこれからも一緒にプログラムをよりよくしていくためにお力添えを頂くことになっております。
EAAではこのようなプログラムをさらにより良いものにし、SDGsって何だろうという基本を学ぶステップから、一つ一つのGoalを学び問題を見出し解決策を考え、最終的には自分がより学びを深めてみたいGoalについて探求しプレゼン資料を制作、英語で発表という流れにもっていくことを大きな柱の一つにしたいと考えております。
小学生から環境問題や貧困の問題、差別について認識を深め、問題意識を持つことで、彼らに「答えはひとつではないこと」「これっていいの?という問題意識は持っていいこと、そしてそれを自分で言葉にしていいこと」を伝えていきたいと考えております。
現代の日本の教育システムは入試やテストを前提にした授業が設計されがちです。そのために子どもたちが詰め込み教育の中に受け身で時間を費やしている様子をよく聞くと、可哀想に感じてなりません。
特に高校生は切実です。。中学3年生の受験期に昼夜なく一生懸命勉強し、やっと入れた第一志望の授業が宿題の答え合わせばかり。。そのような授業ばかりではないと思いますが、子どもたちが生き生きと主体性をもって学べる時間、勉強って面白いやん!といえるような学びの時間が彼らの貴重な青春時代にたくさん持てますように・・・そう願ってやみません。
今回、子どもたちが主体的に時間をかけて考え、作り上げた英語プレゼンの発表の模様を「EAA英語de発信チャンネル」にて公開いたしました。小学1年生から小学6年生の4名が発表しております。
ぜひご覧になっていただき、ご感想などお聞かせいただけますと幸いです。
SDGs英語プレゼンはこちらから
なお、SDGsを学べるクラスは今年度は小学生は期間限定プログラムとして計画する予定です。
中学生は外国人講師のクラスがございます。
詳細はお問い合わせください。