こんにちは!English Adventure Academyの大西由紀子です。
ブログへのご訪問ありがとうございます。
いつもタイムリーに記事を上げられると良いのですが、なかなかそれが叶わず(^^;
でも、今日こそは!自分がずっと心に留めていたことを書きたいと思います。😊✨
先月、守山市で初めて高校1年生対象のスピーチコンテスト、「もりやま夢プロジェクト 高校生英語スピーチコンテスト」が行われました。高校生によるスピーチコンテストは県内でも稀。守山市の英語教育への風を感じられる、そんなコンテスト開催ということもあり行ってきました。
16名の高校1年生が集い、コンテストが行われました。
その時に私がメモしたのがこちらです。
スピーチを聞いている中でひっかかった発音をメモしていました。
「うわっ!細かっ!」と思われた方もおられるかもしれません。でも、「英語」を話す上では英語らしい発音は当たりまえで、それとかけ離れた英語を話すという事は、聞いてくれているオーディエンスに伝わらない可能性があるのです。
English Speakerの方と一緒にスピーチを聞いているととてもよくわかります。
「彼女は何を言っているかわからない。」
「彼のスピーチはひとつひとつとてもクリアに発音できていて聞きやすかった。」
という感想が帰ってくることからも、「正しい発音」「英語らしい口の動かし方」「日本語にはない音をちゃんと出すこと」というのは英語で何かを伝える時にはとても重要な要素なのです。
メモを取りながら、気づいたことがありました。
「これかーやっぱり・・・」と思ったこと。
それは、rの発音です。
ほとんどの生徒さんがrの正しい発音ができていませんでした。もちろん当然。仕方ないんです。大半の子どもたちはこのような発音の仕方を教えてもらっていないのですから。でも、母語である日本語にない音だからこそ、別言語の「音」としてしっかり認識し、その音の出し方をちゃんと心得ることは、相手の英語を聴きとる上での第一歩かもしれません。
sunrise, here, tropical, nervous, from, visitor, never, first, enter, learned, large, circumstance, hard, work….
もう上げたらきりがないくらい、rが含まれる単語はたくさんありました。
rの発音をすべきところでlの発音になってしまう・・・ものすごく多い「発音あるある」です。
でも、この発音の差は日本人には同じように聞こえてしまう部分なのかもしれませんが、トレーニングをすると、
日本人でももちろん、しっかりはっきりわかります。
うちの教室でトレーニングを受けている小学生が、別のコンテストの司会をしていた高校生の発音を「先生、lとrを逆にしてはる。」としっかり指摘していました。
英語を母語とする方はその違いは当然分かるのです。(当たり前ですが💦)
その部分が逆で発音されることで、違う言葉をイメージされ、意思疎通に時間がかかるという場合もあるでしょう。円滑なコミュニケーションには、双方が「英語の音の出し方をきちんと心得ていること」がとても重要なのです。
rの発音、日本人はしっかり意識しないでいると、ついラリルレロのlの発音になってしまいます。
小1の子どもたちが「ローック、シザーズ・・・」と始めたときでも、
“wait wait! ローック、シザーズ?no! Rock, scissors…”と私が指摘すると、
「あっ!そうやった💦」という顔で、しっかり口を丸めて言い直す姿があります。
その発音が無意識でもできるようになったら・・・きっと英語がもっと聞き取れるようになります。
英語でのコミュニケーションに大切なのは、もちろん発音だけでありません。そこは英語だから、日本語だからということもないと思います。ただ、第二言語を話す場合に、「日本語の音に置き換えて発音してはいけない。英語には英語の音の出し方がある。」ということをどれだけの日本人の英語学習者が理解しているでしょうか。
その部分の英語教育はまだまだ学校の現場では浸透していませんが、今後その課題をしっかりトレーニングしてあげられる指導者が増えること、また発音をトレーニングすることが重要であるという意識がもっと広がり、子どもたちがまさに「通じる英語」を習得できるチャンスが増えることを期待してやみません。
最後に発音のトレーニングを受けている子どもたちの発音、ぜひお聞きください。
小1Shinji (しんちゃんのbirthdayの発音をぜひお聴きください!)
https://photos.app.goo.gl/AnDqBUufugQ6UbEk7(←クリック)
小1Doyoung (彼女の発音はとてもクリアで聴きやすいです。)
Doyoungのプレゼン動画 (←クリック)
小5Sana (スピーチ歴約3年。発音はもちろん声の出し方表現などつけられるようになってきました。)
https://photos.app.goo.gl/kqtFFt4NfsaaFbKX8 (←クリック)